ぼくが、20代~40歳位までに読んで、面白かった小説を厳選してご紹介してみたいと思います!
池井戸 潤
『半沢直樹シリーズ 第1作~第4作まで』

半沢直樹シリーズは、池井戸潤による企業エンターテインメント小説シリーズ。
・第一作『オレたちバブル入行組』
・第2作『オレたち花のバブル組』
・第3作『ロスジェネの逆襲』
・第4作『銀翼のイカロス』
バブル末期に大手都市銀行「産業中央銀行」に入行した半沢直樹が合併して誕生した「東京中央銀行」において銀行内外の人間や組織による数々の圧力や逆境と戦う姿を描くシリーズ小説です。
僕が、小説を「面白いな」と思って読むようになったきっかけの本です。銀行内部のいろいろな諸事情を知ることができ、勉強にもなったし、半沢直樹が初めは弱い立場に立たされるんですけど、最終的には逆転するという構成が読んでいて気持ちがいい!!
エンターテインメントとして、面白い作品です。おすすめです!

『下町ロケット』
宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平が、死んだ父の経営していた中小企業「佃製作所」の社長となり、社員たちと共に奮闘する姿を描く。
これも、最初はうまくいかない状態から最後は逆転する痛快さが面白い。続編も同じく最高です!

『空飛ぶタイヤ』

「空飛ぶタイヤ」は池井戸潤の社会派小説である。タイヤ脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しをテーマにした作品。
事故を起こした運送会社の社長である主人公が、自社の無実を証明すべく巨大企業の闇に挑む経済小説。
これは、子を持つ父親として、激しく共感しながら読んだ。胸が熱くなる作品。長いけど、最後まで夢中で読めます! 面白い!

誉田 哲也
『ジウシリーズ Ⅰ~Ⅲまで』
『ジウ』は、誉田哲也による日本の警察小説。
・『ジウⅠ 警視庁特殊犯捜査係【SIT】』
・『ジウⅡ 警視庁特殊急襲部隊【SAT】』
・『ジウⅢ 新世界秩序【NWO】』
はじめは、何げなく読み始めたこの小説ですが、読み進めていく内に、どんどん中に引き込まれていきました。
登場人物も、特徴的で面白いしシリーズが進むごとに、なんだかヤバいものを覗いているかのような気になってきて読むのを止められなくなります。
誉田哲也さんの小説を知るきっかけとなった作品です。
面白いです。おすすめします!

『歌舞伎町セブン』

冬のある日、歌舞伎町の片隅で町会長の高山が死体で発見された。死因は急性心不全。
事件性はないはずだった。だが、これを境に、この街の日常はなにかがずれ始めた。
それに気づき、手探りで真相を追い始めた人間たちが、必ずぶつかる「歌舞伎町セブン」とは一体何を意味するのか?
これは、昔の「必殺仕事人」を見ているかのようなゾクゾクするようなストーリー展開が楽しめる。
続きの作品もあり、かなり楽しめます!

『月光』
同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉が死んだ。殺人を疑う妹の結花は、真相を探るべく同じ高校に入学する。
やがて、姉のおぞましい過去と、残酷な真実に直面するとも知らずに…。
これは、誉田哲也ワールド全開の小説で、途中からページをめくることが止められなくなります!
誰にも邪魔されない環境で読むことをおすすめします(笑)!
面白いです!ヤバいです!

井岡 瞬
『代償』

『代償』は井岡瞬によるミステリースリラー。
不幸な境遇のため、遠縁の達也と暮らすことになった少年・圭輔。新たな友人・寿人に安らぎを得たものの、魔の手は容赦なく圭輔を追い詰めた。その後、弁護士となった圭輔にいろいな依頼が舞い込む。
これは、子供の頃の話と、大人になってからの話が2部構成になっていて、特に冒頭の子供の頃の話が引き込まれる。徐々に系統だって行く話の組み立て方が面白い。
これも、一気に読ませる面白い作品です! おすすめ!

柚月 裕子
『孤狼の血』

『孤狼の血』は柚月裕子による長編警察小説シリーズ。次作は『凶犬の眼』。
暴力団対策法成立前の1988年(昭和63年)の広島を舞台に、暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追う刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争を描く。
これは、とにかく男くさい小説で、女性が書いた小説なの?っていうくらい。
描写も細かくて、引き込まれる作品です。凶犬の眼もすぐに読みたくなります!!

『盤上の向日葵』

柚木裕子の長編ミステリー小説。
遺留品の名駒を手掛かりに白骨死体事件の真相を追う2人の刑事の捜査と、奨励会を経ずに実業界からプロ棋士となった青年の数奇な半生を平行して描き、山形・天童で「竜昇戦」に臨む青年に迫る。
これは、上下巻あるんですが、グイグイ読み進められます。話のテンポもいいし、場面の切り替えも良く最後まで楽しめる作品です!
これを読むと将棋が指したくなります! 面白いです! おすすめ!

伊坂 幸太郎
『AX アックス』

『AX アックス』は伊坂幸太郎著。恐妻家の一流の殺し屋の話。面白い!
以下の小説もだいぶ面白い作品です。
『マリアビートル』
『ゴールデンスランバー』
『グラスホッパー』
『ホワイトラビット』
『陽気なギャングが地球を回す』
『キャプテンサンダーボルト』
伊坂幸太郎の作品は、他の小説と違って文章が独特なのが気にっている。
時折、文中に出てくるある種、浮き出ているような文章が好きです。
わくわくさせてくれる作品が多い! 面白いのでおすすめです!

内館 牧子
『終わった人』
大手銀行の出世コースから子会社に出向。転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。
生きがいを求め、居場所を探して、戸惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?
シニア世代の今日問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年小説」。
これは、やはり自分事のように感じながら読んだ小説でした。読んでいく内に、勇気をもらえるそんな作品です!

高杉 良
『辞令』

ビジネスマンの運命は、たった一枚の紙切れに左右される!
大手エレクトロメーカーの宣伝部長・広岡修平に、突然、辞令が突き付けられた。
異動先は「人事部付」。有能で人柄も良く、大きなミスもせずに社内の出世レースのトップを走ってきた広岡に、左遷される筋は思い当たらない。
仕事に対する情熱と正義感では引けをとらず、自他共に認める同期の第一選抜だった広岡が脱落したのはなぜか?
ビジネスマンの人生を左右する「辞令」のカラクリを暴き出すビジネス小説界の「現代の新古典」!
これも、ドキドキハラハラしながら、自分の事のように感じながら読みました。また、色々な場所へ連れていってくれるような感じを受けて最後まで楽しませてもらいました。
面白いです!

土橋 章宏
『超高速!参勤交代』
「超高速!参勤交代」は、江戸時代の参勤交代を題材にした土橋章宏作品。
陸奥国磐城の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇は、1年の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰国した。
ところが、それから間もなく江戸屋敷にいる筈の江戸家老・瀬川が、江戸幕府老中・松平信祝の命令を携えて政醇の前に現れる。
その命令とは、湯長谷藩が所有する「金山」の調査に疑義があるため、、事情説明のために「5日のうちに再び参勤せよ」というものだった。 さて、どうなる?というお話。
これも、歴史小説を現代風に読みやすく、想像しやすく描いているのですんなり話が入ってきました。
とても、痛快で面白かったです!おすすめ!

南城 範夫
『駿河城御前試合』

駿府城主、徳川大納言忠長の11番の御前試合を描いた作品。
その内容も「寛永御前試合」の結果と同じく、11番のうち、8組に勝敗あり、3組が相打ちとなっている。
ただし、駿河城御前試合は真剣をもって行われ、各試合の敗者は死し、相打ちでは両者が死すという悲惨な結末となっており、南城範夫の残酷物と呼ばれる作風を象徴している。
これは、漫画「シグルイ」の元の作品で、僕は漫画から入ったんだけど、小説も読んでみたくなってこちらも読んでみました。
漫画とはまた、違いより深くいろいろなことを描写しており入り込めました。
歴史もの好きな方にお勧めです(やや残酷ですので注意)。
面白いけどね!
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重松 清
『流星ワゴン』

「流星ワゴン」は、重松清による長編小説。
永田一雄は死んじゃってもいいかなと思っていた。仕事はリストラ・妻からは離婚・子供は受験失敗で引きこもり。地元で入院している父親を見舞いに行った時に貰える交通費のあまりで何とか暮らしている有様。
その父も癌でいつ死ぬかもわからない。父親の見舞い帰りに駅で酒を飲んで酔っ払っていると、ロータリーに1台の車が止まっている事に気づく。
これも、自分と重ね合わせながら読んだ。過去に行ってやり直せたら…と思いながらもこの本の世界感に引き込まれました。
面白かったです!

まとめ.
いかがだったでしょうか? 本は自分と向き合い、集中するのに最適です。
また、家にいながらいろいろな場所へ連れていってくれる乗り物のような存在です。
是非、皆さんもいろいろな場所へ旅をしに行ってみてください!
最後まで、見て頂き大変うれしく思います。ありがとうございました。
ではでは!




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