この日本では、お金に対する勉強は学校では教えてくれません。
では、なぜお金に対する勉強を学校で教えてくれないのでしょうか?
答えは、歴史感にありそうです。
お金持ちは悪い人!?
よく時代劇などで、出てくる悪代官と越後屋の設定で「ふっふっふ、越後屋おぬしも悪よのぉ~」「いえいえ、お代官様ほどではございません」という決め台詞がこのお金持ち=悪という図式を連想させるのかもしれません。
江戸時代などでは、市民が裕福だと「農民一揆」などの謀反を起こされる危険性があった為、幕府は、農民を生かさず殺さずのギリギリのラインでコントロールしていました。
農民にとって厳しい年貢を取りたてておきながら、生きるだけでギリギリの生活をさせるのですから、そのさじ加減はかなりシビアであったに違いありません。
常に我慢を強いられるわけですから、農民の感情をコントロールする必要があります。
「清く貧しく美しく」と、貧しいことは悪いことではない、むしろ美徳である。
逆にお金を持っている商人は心が汚なく、人間としての価値も低いんだと教育しました。
これが、「士農工商」です。町民が食べる農作物を生産する農民は価値が高く、商人は汚いんだと教えられました。
このように、だいぶ昔から我々日本人のDNAにお金は汚いんだという意識が潜在意識に刷り込まれていったのです。
家庭でもお金の話はめったにしないのだから、学校では触れもしない
家庭で、お金の話をするとよくはぐらかされたのを覚えています。
親の口癖で「うちは貧乏なんだから、何も買えないよ」とか、「お金は楽には稼げない」
「苦労して、汗水垂らしてやっと頂けるのが、お金なんだよ」
「我慢した分が、対価としてもらえるのがお金、だから我慢するのは当たり前」
などと、子供のころから繰り返し言われていると、自然と頭に刷り込まれていきます。
僕も、やはり同じような思考になっていました。
「お金は汗水垂らして、肉体を酷使して稼ぐものだ」
「きつければ、きついほど労働対価は高くなる」

よって、日本におけるブラック企業の風土は基本的にどの会社にもありました。
特に、高度経済成長期は作ればお金が稼げる時代です。戦争の爪痕からの復興ですから、
日本中が同じ目標に向かって(経済成長)力を合わせまくっていたのですから、多少の我慢は必要不可欠でした。
まだ、十分な機械化がされていなかった時代ですので、工場が主な働き口でもありました。
インターネットなんてまだない時代です。働き方改革なんていうのはうんと後の話です。
よって、当時の人々に「働く」=「大変なこと」というように脳に刷り込まれていきました。
苦労している=良いことだという時代だった
親の背中を見て育ってきたので、休みの日でも働きに行ったり、家でも仕事を持ち帰ってきてやっている姿を見ていると、仕事というのは大変なものなんだなぁと子供心に思っていました。
その点は、まったく間違っているとは言えないんですが、最近はこの考え方もやや違うのではないかと思うようになりました。
貯金に関しても、昔は貯金すると言えば「郵便局」でした。
昔は金利も悪くなかったようです。また、国の政策として国民に貯金を推奨する時代であり、猫も杓子も郵便局に貯金するという流れがありました。
昭和35年(1960年)に池田勇人内閣が掲げた政策に『国民所得倍増計画』というものがありました。
国民所得倍増計画とは、昭和35年に池田勇人内閣が掲げた長期経済政策の一つで、輸出増進による外貨獲得を主要な手段として、国民生活を倍増させ、道路・港湾・都市計画・下水・住宅などの社会資源の拡充と失業の解消や社会保障・社会福祉の向上を実現する目標を掲げた。
この政策を受け、国民は、自己資金を貯金するという流れができました。
お金は、農家は農協へ。その他は郵便貯金へ預ける。みんなが右を向いたらその他も右を向く国民性が働き、みんな同じように貯金しました。それが正しかった時代でした。
しかし、今現在は、銀行の利息は微々たるもの。どこに預けても利息はほぼつかないものと考えていいと思います。
仕事は苦労しなければならない。お金を銀行に貯金してもほとんど利息も付かない。
では、これからどうすれば良いのか?
お金に対する考え方自体を改革しよう!
これからは、お金に対する意識を変革していかなければならない時代だと思います。
・お金を稼ぐのは、大変⇒お金は楽に稼げる!
・重労働しなければお金は稼げない⇒肉体を酷使しなくてもお金は稼げる!
・仕事は辛い⇒仕事は楽しい!
・仕事は会社でするもの⇒仕事が家でもできる!
・お金は汚いもの⇒お金は友達、お金自身が自分で稼いでくる!
・お金は増えない⇒お金は頻回にかつたくさん入ってくる!
・お金は紙幣と硬貨である⇒電子マネーやポイントなどもある!
・投資は危ない⇒投資等の金融リテラシーが向上する!
お金に対する考え方を変えることで、お金も違った動きを見せるようになってきます。
お金に困っている時は、「お金がない」「どうして俺はこんなに貧乏なんだ?」「金さえあれば」とお金に不足感を抱いていながらも、お金を粗末に扱ったりしています。
お札をそこらへんに雑において置いたり、きれいに財布に入れずに、クシャクシャにしていたり…。
お金に対して嫌悪感すら抱いていると、お金もあなたの事に対して嫌悪感を抱いてしまい、あなたから遠ざかっていきます。
人間と同じです。あなたが嫌えば、相手も嫌うのです。
では、どのように変えればいいか?
「お金」を好きになってください!
お金の事を好きになってください。
お金はきれいで、尊いものです。お金はあなたの為に働いてくれます。
お金はこの世に中をぐるぐる回っている血液みたいなものです。栄養や活力を運んできてくれるありがたい存在です。
お金に感謝して、使う時も喜んで使ってあげてください。残念な気持ちで使うとそのお金はもうあなたのもとには帰ってきません。
嬉しい気持ちで使ってあげれば、そのお金は友達を連れてより多くの仲間と共にあなたの元へ帰ってくるでしょう。
お金は生き物です。こちらが愛すれば、あちらも愛してくれます。
まとめ.
お金に対する考え方は、昔と今では違うものになってきています。
お金は汗水たらして苦労して稼ぐものから、お金は楽に、楽しく、たくさん稼げるという考え方にシフトした方がいいと思います。
また、投資など以前の日本では怪しいものとして敬遠されてきましたが、投資などの金融リテラシーを子どものうちから家庭で教えていく必要があるかと思います。
より、身近なものであり、お金は悪ではない。お金は友達、あなたが寝ている時も働いてくれていて複利という素晴らしい仕組みすら持っているすごいものなんだということを教えてあげてください。
複利法によって計算された利子のこと。複利法とは、元金によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも時期の利子がつく。従って、各期の利子が次第に増えていき、雪だるま方式に利子が増えていくことになる。
お金と友達になって、より多くの仲間を増やしていきましょう!
まずは、お金に対する考え方を変革していきましょう!
最後まで読んで頂き、大変うれしく思います。ありがとうございました。
ではでは!


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